スーパーセブンについての考察(スーパーセブンではないものについて)
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先日の「スーパーセブンについての考察」がとても分かり易かったとのお声をお客様から
いだきましたので、少し追記したいと思います。
今回は「スーパーセブンじゃないのに、スーパーセブンとして売られている石」について。
個人的にはあまり“偽”という言葉は使いたくはありません。。
例えスーパーセブンではなくても、それはそれで唯一無二の石ですから、
「スーパーセブンの偽物」という言い方は石にとっては響きの良い言葉ではないと思います。
ただ口頭で話す場合やメールのやり取りなどではあまり回りくどい言い方は相手にも
失礼ですから偽物という言い方はしますが、こういう場では出来るだけ
使わないようにしています。
当然ですが、証明カードが無い時点でそれはスーパーセブンではありません。
もう論外ですよね。でもじゃあクォーツとしては何なのだろう?と考えますよね。
で、私が今までネットや市場で実物を見てきた推測です。
前回の例え話をもう一度引用しますが、
「地中に「レピドクロサイトとゲーサイト、ルチルを内包したクリアクォーツの結晶」、
「レピドクロサイトとゲーサイトを内包したアメジストの結晶」
そして「カコクセナイトを内包したスモーキークォーツ」があったとします。
そこに地殻変動が起こり、この三つ鉱物が圧縮され、溶けて一つになったとします。」
と記載しました。
※詳しくは前回の「スーパーセブンについての考察」をご覧下さい。
上記の文章の中の
「レピドクロサイトとゲーサイト、ルチルを内包したクリアクォーツの結晶」とか
「レピドクロサイトとゲーサイトを内包したアメジストの結晶」とかがルースや原石として
流通しているのではないかと思います。
インド産とかもちろん論外なんですが、内包物の入り方も全然違うのですが、
ブラジル産のクォーツはこのタイプがスーパーセブンと偽装?誤表示?されて
流通されているケースが多いのではないかと思います。
そうだとすれば当然、部分的には似ていますよね。それに今でもたくさん産出すると
思いますし、でもスーパーセブンがスーパーセブンたる
所以である“融合”をしていないですよね。
それから、きれいにファセットや柱面が残っている結晶を見ますが、
これも「いくつかの結晶が地殻変動の高い圧力から生じた高熱によって、ひとつに融合した」
というスーパーセブンの大切なポイントが無いですよね。
スーパーセブンの原石は部分的にファセットや柱面が残っているものもありますが、
ほとんど焼けて溶けたような状態になっています。
そんな訳で“スーパーセブンじゃないのに、スーパーセブンとして売られている石”は
大量に流通しているのではないかと思います。
前回も書きましたが“7種類云々”ではなくて、“融合”という部分に注目してみると
スーパーセブンという石が見えてくるのではないかと思います♪
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