2014年 01月 31日
スーパーセブンについての考察
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今日は数メートル先の視界もやっと見えるくらい真っ白な世界の札幌でした。
なかなか窓から光が差し込まずちょっと商品撮影してもボツになってしまい、
更新が滞っていますので、たまにはスーパーセブンのお話でもしようと思います。
前にお話ししていることと重複しますが、個人的にはスーパーセブンの魅力とは
“7種類のミネラルを内包している”ことでは無いと思っています。
スーパーセブンの形成過程に稀有な魅力があるのだと思います。
形成過程といっても、石の形成過程には気が遠くなるほどの時間を要し、
まだまだ解明されていない点も多いためにあくまでも専門的な知識を持つ人たちの
推測となります。
その推測とはスーパーセブンが形成する過程で、地殻変動により
いくつかの鉱物に圧力が掛かり、それによって高熱が発生して、鉱物を溶かして
ひとつに固まったものと考えられています。
ここが重要と思うのはそれぞれ“別の鉱物として形成されていたものが
ひとつに融合した”というところです。
分かりやすくお話しするためのあくまで例え話ですが、
地中に「レピドクロサイトとゲーサイト、ルチルを内包したクリアクォーツの結晶」、
「レピドクロサイトとゲーサイトを内包したアメジストの結晶」
そして「カコクセナイトを内包したスモーキークォーツ」があったとします。
そこに地殻変動が起こり、この三つ鉱物が圧縮され、溶けて一つになったとします。
もしくは複数個&複数種類の鉱物が融合した部分もあるでしょう。
(あくまで例え話です)
それがスーパーセブンのイメージです。
それぞれ独立・完成されていた鉱物が地質の変化でひとつに融合した力です。
初めてスーパーセブンを手にしたときに“いくつかのエネルギーがうねりながら
ひとつのエネルギーとして存在する”のを感じました。“個であり、全体である”という感じです。
ずいぶん経ってからこの形成過程についての話を聞いて、妙に納得したのを覚えています。
近年、二十数種類の鉱物が入っているというクォーツも見ましたが、
見る限りそれは“ひとつのクォーツに内包する形で形成された”もののように思います。
それが何十種類入っていようとも(それはそれで別な面白さがありますが)、
最初から“ひとつのクォーツ(〇〇inクォーツ)”である可能性が高いわけで、それを手にしても
独特の複雑さは感じますが、スーパーセブンのように“個であり、全体である”というような
独特の力強さは感じませんでした。
グランドフォーメーションの石の中にもボッケンナウトジャスパーやネフライト-クォーツは
共通点があります。共にジャスパー、ネフライトの中に六角形のクォーツの結晶の断面を
見ることが出来ます。ネフライトやジャスパーの中ではクォーツは成長できませんから、
単独で成長したクォーツの結晶が地殻変動でぐちゃぐちゃになって後年、ネフライトや
ジャスパーに取り込まれたと考えることが出来ます。
だからネフライトinクォーツではなくて、ネフライト-クォーツなんですね。同格なんです。
そういう形成過程の鉱物は少ないですし、特有のエネルギーを持っているのではないかと思います。
7種類がどうのという話も大切ですが、このような視点でスーパーセブンを感じてもらうと
また別の楽しみ方が出来るのではないかと思います。はい♪
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by web-natureworks
| 2014-01-31 18:54
| スーパーセブン(Super 7)